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日産「ニスモ」×カシオ「エディフィス」の新コラボモデルが登場

"カシオ計算機は、さまざまな機能を備えたコレクション「エディフィス」の新作として、日産のモータースポーツ活動を行う「NISMO(ニスモ)」とコラボレーションしたモデルを発表。ブラックとレッドを基調としたスポーティなデザインを採用し、伝統のエースナンバーである「23」をベゼルとケースバックで強調させているのがポイントだ。発売開始は2022年3月4日(金)を予定している。

高機能ウォッチとモータースポーツの相性

カシオ計算機は、“Speed and Intelligence”をコンセプトとした高機能コレクション“EDIFICE(エディフィス)”の新作として、日産の「NISMO(ニスモ)」とのコラボレーションモデル「EQS-930NIS」の発売を決定した。このニスモは「ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル」の略称から名付けられ、カーレースへの参戦に加え、そこで培った技術やデザインを市販車に活かすなど、日産自動車のモータースポーツ活動を中心として担っているチームだ。

一方でカシオのエディフィスは、大胆なデザインと先進の技術を特長とし、クロノグラフやスマートフォンリンク機能などを搭載した多機能モデルから機能を絞ったスタンダードモデルまで、幅広いラインナップを展開している。エディフィスでは、ニスモの先端技術を駆使し、究極のパフォーマンスを追求する姿勢が相通じることから、2021年よりサポートを行っている。

今回登場したEQS-930NISは、ニスモやモータースポーツの世界観をフェイスやボディのデザインで表現。外観から分かるように、ニスモのブランドカラーであるレッドとブラックのカラーリングをまとっていることが最大の特徴だ。ケースや文字盤、ストラップをブラックで統一し、インダイアルの縁やベゼルの側面、プッシュボタンなどにレッドを配され、これがカラーアクセントになっている。

注目すべきは、ニスモのエースナンバーである「23」をベゼルの23分位置とケースバックにあしらっている点。ベゼルや遊環、裏蓋など随所にニスモのロゴを配するなど、リミテッドエディションならではの特別感を演出している。また8時ー11時位置にあるレトログラードのミニッツカウンターは、スポーツカーなどのチタンマフラーが排気による熱や場所による温度差で、青色のような焼き色が付く「ヒートグラデーション」をイメージしたカラーリングになっている。

ストラップの表面は、激しいレースを終えたタイヤのトレッド面をイメージした、ランダムなパターンが施されている。そしてボックスは、チームカラーのレッドとブラックに、ニスモとエディフィスのダブルネームをあしらった特別仕様だ。


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そう、チャリティの要素は重要だ

オークション終了後、さまざまな憶測が飛び交った。落札者は慈善家で、たまたまいい時計が好きなのだろうか? それとも、環境を大切にする時計コレクターなのだろうか? 答えは「イエス」だった。

「チャリティオークションに参加するのは初めてではないんです」とルー氏は語った。「オンリーウォッチに参加したことがありますし、チルドレン・アクションにも参加したことがあります。今回、ふたつの超一流ブランドが環境保護のために手を組んだことは、歴史的な出来事だと思います。素晴らしいことだと思っています」

しかし、彼にとってティファニーとのダブルネームのパテックを購入するのは初めてのことで、それは大物コレクターにとってご褒美のようなものだった。また、ルー氏はアレックス・アルノー氏から、ティファニー×シュプリームのブレスレットとシャツというボーナスプレゼントも手に入れた。「私はジュネーブからフェアにいいものをいただいたので、欲張らないようにしたいです」とルー氏は言う。「あまりアグレッシブになりたくありませんが、これでアメリカのティファニーやティファニー・パテックへの扉が開かれました。これは、アレックスや(パテックUSA社長の)リサ・ジョーンズ氏との長いお付き合いと冒険の始まりになると思います。チャリティ、フィリップス、パテック、ティファニー、すべてがひとつになりました。これは素晴らしいことです」

もしあなたが今これを読んでほんの少しでも嫉妬を感じるのなら、究極の入手困難時計を手に入れたばかりのルー氏でさえ、水平線の向こうの手に入らない作品を見つめていることを知っておくべきだ。例えば、同じ色合いのもうひとつのパテック、これまで知られていなかったティファニー刻印でティファニーブルーダイヤルのパテック フィリップ ノーチラス5740ユニークピースが、先週末、時計界のインターネットをにぎわせた。その持ち主? LVMHの会長兼CEOであるベルナール・アルノー氏である。彼らがHODINKEEの少数株主であることは、読者の皆様もご存知だろう。

「あの時計は、この世のものとは思えません」とルー氏は言った。「アレックスにメールして、"この時計にふさわしいのは、君のお父さんだよ”と言いました。嫉妬などではなく、ただ純粋に尊敬の念で、彼は完全にそれに値すると思うのです。私が買ったこの時計はティファニーブルーで、フィリップス経由、ジュネーブのユニークな証明書が付くということで、希少さという点では、あの時計に最も近いものです」。

ルー氏は、自分が手に入れたばかりの5711が、それなりの論争を巻き起こしていることを承知している。独占と扇動広告の象徴と声を上げる懐疑論者たちがいるのだ。しかし、彼は気にしない。

「他人がどう言おうが、本当に何の感想もないんです」と彼は言った。「これは、最もアイコニックな時計ブランドが、現在LVMHの傘下に入っている最もアイコニックなジュエラーと組んだ、最もアイコニックな時計モデルなのです。これ以上、何を求めるのでしょう。ファッション、時計、ジュエリー、すべてをひとつの時計で体現しているのですから。サファイアクリスタルのリシャール・ミルが500万ドルや600万ドルで売られているのなら、この時計がそうならない理由はないでしょう」